木製窓から樹脂窓へ|補助金を活用した窓リノベーション事例
こんにちは、木の彩(きのいろ)の桜井です。
本日は、スタッフの森吉君と窓の交換工事のお仕事をさせていただきました。
今回は木製窓の交換です。
木製窓のメリットとデメリット
木製窓は、デザイン性や断熱性、環境への配慮といった点で非常に魅力的です。ただ、価格やメンテナンスの手間がデメリットとなるため、設置前に目的や環境に合った選択をすることが重要になります。
木製窓5つのメリット
1. 高い断熱性能
木材は熱伝導率が低いため、断熱性に優れています。夏は室内を涼しく保ち、冬は暖かさを逃がさないので、エネルギー効率が良くなります。
2. 自然素材ならではの温かみ
木材特有の自然な風合いや美しさがあり、部屋全体に温かみを与えます。ナチュラルで落ち着いた雰囲気が好きな方に最適です。
3. 環境に優しい
木材は再生可能な自然素材であり、製造時の環境負荷も比較的低くなります。また、適切に管理された森林の木材を使用することで、持続可能性にも貢献できるんです。
4. デザイン性の高さ
木製窓は、さまざまな木の種類や仕上げ方法が選べるため、建物のスタイルや個人の好みに合わせたオーダーメイドが可能です。
5. メンテナンス可能
木材は修復や塗り替えが可能なため、傷がついたり劣化しても、メンテナンス次第で長期間使用できます。
デメリット
木製窓はデザイン性も高く、断熱性にも優れていますが、もちろんデメリットもあります。
1. メンテナンスの手間
木材は湿気や紫外線に弱く、放置すると腐食やひび割れの原因になります。定期的な塗装やメンテナンスが必要です。
2. コストが高い
アルミ窓や樹脂窓に比べて価格が高いことも。特に、高品質な木材を使用した場合やオーダーメイドだとさらにコストがかさみます。
3. 耐久性に劣る場合がある
湿気の多い地域や外気に直接さらされる環境では、木材が劣化しやすくなります。防腐処理や適切な設置が必要です。
4. 火災リスク
木材は燃えやすい素材のため、火災対策を十分に行う必要があります。近年では防火性能を高めた木製窓もありますが、一般的にはアルミや樹脂よりも劣ります。
5. 施工の制約
木製窓は重さがあるため、設置時に強度を確保するための特別な施工が必要な場合があります。
【Before】
雨濡れで苔が生えている部分はありますが、雰囲気のあるとても素敵な建具です。
ただ、風が強い日は隙間風が入ってくるのがお悩みだったそうです。
【After】
YKK APの樹脂窓APW
W2600mmの大開口の掃きだし窓に交換しました。
外部の木製見切り材取り付け・内部の木製窓枠取り付けを含め、一日で作業完了しました。
窓がとても重かったので、三人がかりで搬入しました。
窓リノベ補助金(外窓交換 大サイズ)で¥118,000を利用し、お客様にも喜んでいただけるお得な工事となりました。
また、すきま風のお悩みも無事に解決することができました。
窓リノベ補助金を活用した窓交換は「窓リノベ補助金を活用し寒い冬を快適に!工務店がおすすめる窓交換」の記事でも紹介しています。
YKK APの樹脂窓「APW」シリーズのメリットとデメリット
メリット
YKK APの樹脂窓「APW」シリーズは、断熱性や防音性、結露軽減などの性能面で非常に優れた選択肢だといえます。メリットは以下の6つ。
1. 高い断熱性能
樹脂窓はアルミ窓に比べて熱伝導率が非常に低いため、断熱性能に優れています。特に、YKK APのAPWシリーズは複層ガラスやトリプルガラスを採用し、冬は暖かく夏は涼しい室内環境を実現します。
2. 結露の軽減
断熱性能の高さにより、窓枠やガラス部分での結露が発生しにくく、カビやダニの発生リスクを抑えられます。湿気の多い地域や寒冷地では特に大きなメリットです。
3. 防音性能
複層ガラスや樹脂フレームによる密閉性の高さが、防音効果を高めます。交通量の多い道路沿いや騒音が気になる環境でも快適な住まいを実現します。
4. メンテナンス性の高さ
樹脂フレームは腐食しにくく、塗装の必要もありません。長期間使用しても、見た目や性能が比較的維持される点が魅力です。
5. 環境に配慮
APWシリーズは、省エネ性能を向上させることで、冷暖房費を削減でき、環境負荷を軽減します。また、窓リノベ補助金などの補助金対象になることもあります。
6. 豊富なデザインとバリエーション
APWシリーズは、色やガラスの種類が豊富に用意されており、住宅のデザインに合わせた選択が可能です。
デメリット
YKK APの樹脂窓「APW」シリーズは、寒冷地や省エネを重視する住宅には最適です。ただし、初期費用やフレーム強度に注意が必要な場合があるため、設置場所や目的に応じて選択することをおすすめします。
デメリットは以下になります。
1. コストが高い
アルミ窓と比較すると、樹脂窓は初期費用が高めです。特にトリプルガラスなど高性能仕様を選ぶと、さらにコストが上がる可能性があります。
2. フレームの強度
樹脂フレームはアルミに比べて剛性が劣るため、大きな窓ではフレームが厚くなる場合があります。そのため、窓のデザインや視界に影響することもあります。
3. 紫外線による経年劣化
樹脂フレームは長期間紫外線にさらされると色褪せや劣化の可能性があります。ただし、近年の製品は改良されており、劣化が進みにくくなっています。
4. 重さ
樹脂窓は、アルミ窓よりも重いことがあります。そのため、設置場所やサイズによっては施工がやや制約される場合があります。
5. 色の選択肢が限られる場合も
アルミ窓に比べると、フレームの色や質感のバリエーションがやや少ない場合があります。ただし、APWシリーズは一般的な樹脂窓と比べてデザイン性が高いです。
おわりに
木製窓も趣深く、とてもすてきなのですが、長期的な省エネ効果や快適性を考慮すれば、コストパフォーマンスの高い樹脂窓もおすすめです。
木の彩(きのいろ)では、補助金の申請サポートも承っておりますので下記フォームからお気軽にお問合せください。
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