薪ストーブの燃料の選び方|薪の種類・助成金・入手方法・保管のコツ

こんにちは!木の彩スタッフのおおしまです。
木の彩事務所兼自宅には薪ストーブがあるんですが、今回は燃料になる「薪」について社長に聞きながら調べてみました。
薪ストーブは、使う薪の種類によって 燃え方や暖かさ、メンテナンスの手間 まで変わります。
「どの薪を選べばいいの?」「安く手に入れる方法は?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
実は、薪は購入するだけでなく、自治体の助成金を活用したり、自分で調達する方法もあります。
この記事では、薪ストーブに最適な薪の種類・入手方法・保管のコツを詳しく解説します!
薪の種類と特徴|広葉樹と針葉樹の違い

薪は大きく分けて「広葉樹」と「針葉樹」の2種類があり、それぞれ燃え方や用途が異なります。
広葉樹は火持ちが良く、ススが少ないため薪ストーブの燃料として最適ですが、火が付きにくいという欠点も。一方、針葉樹は着火しやすいものの、燃焼が早くススが出やすいので、焚きつけ用として使うのが一般的です。
① 広葉樹の薪(ナラ・カシ・クヌギなど)
- ナラ:火持ちがよく、煙やススが少ない。初心者向け
- カシ:火力が強く、長時間燃えるが、乾燥に時間がかかる
- クヌギ:香りがよく、火持ちも良い。人気の薪
メリット:火持ちが良く、ススが少ない
デメリット:火付きが悪く、乾燥に時間がかかる
② 針葉樹の薪(スギ・マツなど)
- スギ:火がつきやすいが燃焼時間が短い
- マツ:油分が多く、火付きは良いがススが出やすい
メリット:火付きが良く、焚きつけに最適
デメリット:燃焼時間が短く、ススが出やすい
よく燃える薪・燃えにくい薪の違い
薪は、適切に乾燥しているかどうかで燃えやすさが決まります。
よく燃える薪は含水率が20%以下で、乾燥期間が1年以上のもの。特に広葉樹は密度が高く、火持ちが良いのでおすすめです。一方で、未乾燥の薪や針葉樹は水分を多く含み、煙やススが多くなりがち。
燃えにくい薪を使うと、薪ストーブの内部に煤が溜まりやすく、効率が悪くなるため注意が必要です。
よく燃える薪の条件
- 含水率が20%以下(しっかり乾燥)
- 広葉樹で密度が高い
- 割った後、1年以上乾燥させた薪
燃えにくい薪の特徴
- 含水率が高い(生木・未乾燥薪)
- 樹脂成分が多く、ススが出やすい
- 腐った薪や虫食いのある薪
最適な薪の種類を知り、効率よく燃焼させましょう。
薪の調達方法(購入・助成制度・伐採)
薪はホームセンターや薪ストーブ専門店で購入することができますが、価格が高めなのが難点です。そこで、自治体の助成金制度を活用すると、薪の購入費用が補助されたり、森林整備の一環として無料配布されることもあります。
また、山林を所有している方は、伐採して薪を調達する方法もありますよ。
① 購入する場合
価格の目安:1束500〜1,000円程度
購入先:ホームセンター、薪ストーブ専門店、ネット通販
② 自治体の助成制度を活用
一部自治体では、薪ストーブ利用者向けに助成金や薪の配布 を行っています!
助成制度の例
- 薪ストーブ導入補助金(購入費の一部を補助)
- 森林整備の一環で薪を無償提供
- 薪の購入費用を補助
助成金の探し方
- 市区町村のホームページをチェック(「薪ストーブ 助成金」で検索)
- 地域の林業組合・森林組合に問い合わせる
薪ストーブの導入を検討している方は、お住まいの自治体の助成制度をチェックしてみましょう!
③ 自分で伐採して調達
薪を無料で手に入れる方法!
- 森林組合と連携して伐採イベントに参加
- 製材所や木工所の廃材をもらう
- 伐採には 自治体の許可 が必要な場合がある
- チェーンソーなどの 安全対策が必須
5. 薪の正しい保管方法と乾燥のコツ

薪はしっかり乾燥させることで燃焼効率が上がり、ススの発生を抑えることができます。保管場所は、直射日光が当たり、風通しの良い場所が理想。地面に直接置かず、薪棚やパレットを利用して湿気を防ぎましょう。
また、薪を「井桁積み」や「斜め積み」にすると、効率よく乾燥できます。雨対策として上部にシートをかけ、側面は開放して湿気を逃がすのがポイントです。
① 保管場所の選び方
- 直射日光が当たる風通しの良い場所
- 地面に直接置かず、パレットや薪棚を活用
② 乾燥を早めるコツ
- 薪を 割ってから1年以上 乾燥させる
- 「井桁積み」や「斜め積み」で空気を通す
③ 雨・湿気対策
- 上からシートをかけるが、側面は開放
- 屋内保管なら通気性の良い棚を活用
まとめ|助成金を活用して、賢く薪を調達しよう!

薪ストーブを快適に使うには、適切な薪選び・調達・保管 が重要です。
- 薪は広葉樹が長持ちし、針葉樹は着火用に便利!
- 購入だけでなく、助成金や伐採イベントを活用するとお得!
- 薪はしっかり乾燥させることで、燃焼効率UP&メンテナンス軽減!
薪ストーブの燃焼効率を高めるには、適切な薪の選定・調達・保管が不可欠です。広葉樹の薪をメインに使用し、針葉樹を焚きつけ用に活用すると、安定した燃焼が可能になります。
また、助成金制度を活用すれば薪の調達費用を抑えられます。快適な薪ストーブライフを実現するために、最適な薪の選び方を押さえ、計画的に準備を進めましょう!
木の彩(きのいろ)では、各種助成金申請のサポートも行っています。お気軽にご相談ください。