土地探しから始めた二人三脚の住まいづくり|こだわりの二階建て新築住宅
もともと私(代表:桜井)の趣味でやっていたバンドのメンバーである女性ボーカルのIさんから、結婚を機に新築を検討したいとのご相談をいただきました。
土地探しからのスタートとなり、Iさんと一緒に複数の売り地を見て回った結果、リビングの日当たりが理想的な土地を選ぶことができました。また、旦那様とも以前からのご縁があったので、住まいの計画や打ち合わせもスムーズに進み、非常に心地よくお手伝いさせていただきました。
地域特性を踏まえた土地選び
かほく市内の売り土地から、ご夫婦のご要望やご予算にぴったり合う物件を選定しました。新築住宅街に位置し、街並みも美しく、日中も静かで非常に住みやすい場所です。
私自身もかほく市在住のため、雪対策など地域の特性を考慮したうえで、安心して暮らせる土地をご提案できたと思います。
また、「かほく市若者マイホーム取得奨励金」制度を活用して、補助金申請のお手伝いもさせていただきました。
施工主さまのご希望
奥さまから「外壁をブルーにしたい」というご希望があり、弊社のおすすめ外壁材であるリシン吹付を用いて、その理想の色を実現することにしました。
色選びにこだわった内外装デザイン
色の選定には時間をかけ、「これしかない!」と納得のいく仕上がりに。内装や間取りに関しては、こちらの提案をスムーズにご理解・ご納得いただき、自信をもってご提案できる図面が完成しました。
50坪の敷地に建つ二階建て住宅は、無駄のない間取りと木のぬくもりを活かし、快適な住まいを計画しました。
長く快適に過ごせるデザイン
内装・外装の色選びと配色には特にこだわり、ご家族が長く快適に過ごせるデザインを目指しました。
4畳の広々としたランドリーサンルームも、リビングから直接アクセスできる南面に配置。冬でも洗濯物が乾きやすいよう配慮した設計です。
利便性の高い外部収納
冬用タイヤや自転車などを保管できる外部収納を完備。利便性が高く、季節物の整理にも重宝されています。
リビングには、天井の板材や間接照明を取り入れ、温かみのある雰囲気を演出。採光も意識し、開放感あふれる空間を大切にしています。
屋内外の一体感が楽しめる設計
ダイニングソファーを活用したリビングです。ダイニングテーブルが杉の一枚板、壁掛けTVボードはスプルス材で造作しました。
採光性に優れた引き戸を使い、バリアフリー設計にもこだわりました。また、リビングの大きなテラス窓から軒付きのウッドデッキに出入りでき、屋内外の一体感が楽しめる設計です。
オンリーワンな外観デザインへのこだわり
外壁は、青いガルバリウム鋼板と迷いながらも、最終的にサイディング貼りにリシン吹付を施した濃いブルーを採用。個性が際立つオンリーワンの外観を実現しました。
内装には、弊社標準仕様の杉の無垢フローリングを全床に採用いただきました。冬でもエアコンだけで十分に暖かいとご感想をいただき、快適さを実感していただけたことが嬉しいです。
高断熱とコストパフォーマンスを両立した在来工法
オーソドックスな在来工法の木造二階建てですが、断熱材にネオマフォームとアクアフォームを併用し、気密性と断熱性を高めました。これにより、優れたコストパフォーマンスで快適な高断熱仕様を実現しています。
階段は自社で造作し、イエローパインの無垢板を使用。シート貼りの建材では出せない、温もりのある質感と美しい木肌が特徴です。
踏板や蹴上の寸法にもこだわりました。
深みのあるブルーが映える外壁デザイン
落ち着いた深いブルーの外壁はリシン吹付で仕上げ、シンプルながらも存在感を持たせたデザインにしました。
玄関まわりには杉の無垢材を使用し、オレンジ色の防腐塗料で仕上げました。ナチュラルで温かみのあるアクセントが外観に彩りを添えます。
南側リビングから出入りできるウッドデッキは深い軒で覆われ、リビングへの日差し軽減やウッドデッキの防腐対策としても効果的です。
温もりを感じる無垢フローリングと間接照明
全床に弊社標準仕様の杉の無垢フローリングを採用し、石川県の厳しい冬でも足元からの冷えを感じさせない快適な仕上がりです。
お施主様に特に好評だったのは水回り。1.25坪の広々としたバスルームや、ホワイトを基調としたクリスタルカウンターのシステムキッチン、ドレッサーとしても使いやすいワイドな洗面化粧台など、デザインと機能性を兼ね備えた空間に仕上げました。
玄関、リビング、トイレに配置した間接照明もおしゃれだと喜んでいただき、空間全体に温かみと上質さを添えています。
中段付きの対面カウンターキッチン
雑貨を飾れる中段付きの対面カウンターキッチン。カウンタートップには無節のヒバ材を使用し、ホワイトキッチンとの相性も抜群です。キッチン上部にある間接照明はリビングの雰囲気づくりに。
広々としたバスルーム
TOTOの1.25坪のバスルームは、浴室暖房仕様で、冬でも温かくシャワーを浴びることができます。
使いやすいワイドな洗面化粧台
洗面室と脱衣室とは分けて設計しました。ドレッサータイプの洗面台は使い勝手も良くおすすめです。
玄関の間接照明
玄関の足元を照らしてくれる間接照明。夜には灯りがお出迎え。
玄関にはクローゼットタイプのシューズクロークを設置。鏡付きなので、お出かけ前の身だしなみチェックもスムーズに行えます。
トイレ内部にもセンサー照明
トイレもセンサー式の間接照明で毎日の使いやすさを。
耐久性を重視したウッドデッキ設計
ウッドデッキは木材の特性を活かし、雨風に直接晒されないように設計しました。二階の床下を利用して深い軒を作り、その下に配置することで、ウッドデッキの腐食を防ぎ、長持ちする仕様にしています。
土地探しから共に歩んだ住まいづくり
住まいづくりは土地探しから施主様と二人三脚で進めてきました。上棟式には施主様も一緒に協力してくださり、感動的で想い出深いひとときとなりました。
設計の際も施主様のご要望を丁寧に伺いながら、こちらの提案も柔軟に取り入れていただきました。限られた面積を最大限に活用した、快適で住みやすい空間を実現できたことに感謝しています。
Iご夫婦からのお声
肌さわりが気持ちいいです。歩いているとやわらかい。
遊びに来てくれた友人や親戚が、寒い季節でも
「裸足でも足が寒くないね、スリッパいらないね」
と言ってくれて、言われるたびに改めて木の温もりのすごさを感じます。
杉の香りも「いい匂い」などの感想をを聞くのがうれしい。
これから傷などが絶対についていくけれど、それも楽しみです。(もう、つくところにはついている(笑))。
最初はピカピカだから余計に気になりますが、これも味だと思っています。
お二人の夢の実現のお手伝いをさせていただき、ありがとうございました。
コンパクトながらも機能的で、永く快適に暮らせる住まいをお考えの方は、ぜひ木の彩(きのいろ)にご相談ください。
「色にこだわった住まい」2022年11月竣工
木造2階建て在来工法
敷地面積 168.58㎡ 50.8坪
建築面積 72.87㎡ 22坪
1階床面積 66.24㎡ 20坪
2階床面積 59.62㎡ 18坪
延床面積 125.86㎡ 38坪
屋根:ガルバリウム鋼板立平葺
外壁:窯業系サイディング貼り+ソフトリシン吹付仕上げ
一部、杉の羽目板貼り
全床:杉の無垢フローリング
断熱材:壁・天井 アクアフォーム
床 ネオマフォーム
サッシ:YKK AP APW330シリーズ