倉庫や車庫をお店にリノベ!今から始める“小さな開業”ガイド

「いつか、自分のお店を持ちたい」と思ったことはありませんか?
子育てがひと段落した今、これまでの経験や趣味を生かして、自分のお店を持ってみたい。そんなふうに考えたことはありませんか?
実は今、空いている倉庫や車庫をリノベーションして、小さなお店を始める方が増えています。初期費用を抑えつつ、自分のペースで“好き”を仕事にできる、理想的なスタイルですよね。
この記事では「使っていない倉庫や車庫を活用して、小さなお店を開業したい」と思ったときに知っておきたいポイントを、工務店の視点からわかりやすくお伝えします。
なぜ、倉庫や車庫をお店にリノベする人が増えているの?
リノベーションというと大がかりな印象を持つ方も多いかもしれませんが、倉庫や車庫のような小さなスペースだからこそ、費用を抑えながら“自分だけのお店”を実現できます。
特に増えているのが……
- 焼き菓子や雑貨の販売
- アトリエと販売スペースを兼ねたハンドメイド店
- 週末だけ開く小さな多肉植物店
といった、“自分のペース”で続けられるお店です。場所によっては、人通りの少ない住宅街でもSNSや口コミでお客さまが来る時代。倉庫や車庫でも十分、魅力的なお店に育てることができます。
リノベ前に確認しておきたい5つのこと
お店として活用するには、いくつか注意しておきたいポイントがあります。以下は、リノベーションをご検討されるお客様によくご相談いただく内容です。
1. 用途変更が必要な場合がある
倉庫や車庫は「住宅用」や「付属建物」として建てられていることが多く、店舗として使うには用途変更の申請が必要になることも。
また、建築基準法や消防法の確認も必要なので、専門家にご相談いただくのが安心です。
2. 建物の状態チェックは必須
古い建物の場合、劣化やシロアリ被害、雨漏りの跡などがあることも。
見た目はしっかりしていても、構造的な補強が必要なケースもありますので、プロの目でしっかり診断してもらってからプランを立てましょう。
3. 設備面の確認も大切
トイレ・水道・電気・換気など、お店として使用するには最低限の設備が必要です。
「エアコンは取り付けられる?」「水道は引ける?」といった細かい疑問も、一つひとつ確認しながら進めることで、安心して準備ができます。
4. 近隣への配慮
お店を開くことで、車の出入りや音、ニオイなどが近隣の方に影響する場合もあります。
地域に根差した営業をしていくためにも、事前にご近所との関係性やトラブルになりそうな点を考えておくことが大切です。
5. 駐車スペースと動線の工夫
車で来られるお客様が多い地域では、駐車スペースの確保も大事なポイントです。また、「入りづらい……」と思われないような入り口の工夫や看板の設置も、お店の雰囲気を左右します。
費用はどれくらい?気になる予算の話

リノベーションの費用は、建物の状態や規模、業種によって大きく異なります。目安としては、小規模なリノベで100〜300万円前後が多いですが、「DIYでできる部分は自分でやる」「最初は最小限の内装にする」など工夫次第でコストダウンも可能です。
また、自治体の補助金や助成金制度が活用できる場合もあります。
たとえば空き家活用支援、創業支援などの制度がある地域も。地元の制度に詳しい工務店なら、こうした情報も一緒にご案内できます。
どんなお店に向いている?小さなスペースを活かすアイデア

倉庫や車庫のサイズ感だからこそ、成り立つお店があります。
たとえば……
- 焼き菓子やパンのテイクアウト専門店
- 手作り雑貨・アクセサリーの販売スペース
- おうちサロン・アトリエ併設教室(ネイルサロンなど)
- 週末だけの植物店やギャラリー
お客様の生活リズムに合わせた営業スタイルが可能なので、「毎日営業しなきゃいけない」というプレッシャーなく始められるのも魅力です。
立地に頼らない!集客のコツは?
住宅地や郊外にある場所でも、今はSNSやネット集客でお客さまを呼ぶことができます。
たとえば……
- Instagramでお店の様子や商品を発信
- LINE公式アカウントでリピーターを増やす
- ハンドメイド通販サイトでオンライン販売も併用
- 地域のマルシェやフリマに出店して知ってもらう
最初は「人が来るかな……」と不安でも、地域の人とのつながりやクチコミの力は意外と大きいもの。地道な活動が、しっかりとした信頼につながっていきます。
実際に木の彩の事務所兼モデルハウスに隣接している「きのいろマーケット」は地元のテレビ番組で紹介されました!
実例紹介
約4.5帖の倉庫をネイルサロンにリノベーションした施工事例。補助金を活用し、限られた空間を快適で高断熱な店舗に仕上げました。

木の彩の事務所兼モデルハウスに隣接する「きのいろマーケット」も、もともとは外部収納スペースでした。以前は子どもの自転車などを置いていた場所で、広さは約3畳。
この限られた空間を活かし、内部をリノベーションして、現在のマーケットスペースへと生まれ変わりました。


私たちが、あなたの夢の第一歩をお手伝いします
私たちは地域密着の工務店として、「小さなお店を始めたい」という想いをかたちにするお手伝いをしています。お客様の不安や疑問に寄り添いながら、一つひとつ丁寧に進めていきます。
- 「こんな場所でも店舗になる?」
- 「何から始めればいいの?」
- 「とりあえず見てもらうだけでもいい?」
そんな方も大歓迎です。まずはお気軽にご相談ください。