内窓リフォームで冬あったか・夏さわやか生活
こんにちは!木の彩スタッフのおおしまです。
突然ですが、築20年以上の一戸建てにお住まいの方々。
「冬は寒く、夏は暑い」「結露がひどい」といったお悩みを抱えていませんか?そんなお悩みを解決する方法の一つが、内窓リフォームです。今回は、内窓リフォームがもたらす快適な効果について詳しくご紹介します。
内窓リフォームで得られる快適効果とは?

冬の寒さ・夏の暑さが和らぐ理由
既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付ける内窓リフォーム。この構造により、窓と窓の間に空気層が生まれ、断熱性能が向上します。
冬場は外の冷気を遮断し、室内の暖かさを保ち、夏場は外の熱気を遮り、室内の涼しさをキープします。これにより、冷暖房の効率が上がり、光熱費の節約にもつながります。
結露や冷暖房費の悩みも軽減!
内窓リフォームにより、窓の断熱性が高まると、結露の発生が抑えられます。結露はカビや腐食の原因となるため、これを防ぐことは住宅の寿命を延ばすことにもつながるんです。
また、冷暖房効率の向上により、エアコンの稼働時間が短縮され、光熱費の削減も期待できますよ。
内窓リフォームの種類と断熱性能

単板ガラスと複層ガラスの違い
- 単板ガラス:1枚のガラスで構成されており、比較的安価で施工も簡単ですが、断熱性能や防音性能は限定的です。
- 複層ガラス:2枚のガラスの間に空気層やガス層を設けた構造で、断熱性や防音性が高く、結露の発生も抑えられます。内窓はこの仕様になります。
特に、Low-E複層ガラスは、特殊な金属膜を施すことで、さらに高い断熱性能を実現しています。
フレーム素材と性能の関係
内窓のフレーム素材には、主にアルミ、アルミ樹脂複合、樹脂の3種類があります。
- アルミフレーム:軽量で耐久性がありますが、熱伝導率が高いため、断熱性能は低めです。
- アルミ樹脂複合フレーム:外側にアルミ、内側に樹脂を使用することで、耐久性と断熱性のバランスを取っています。
- 樹脂フレーム:断熱性能が最も高く、結露の発生も抑えられますが、価格はやや高めです。
断熱性能を重視する場合は、複層ガラスと樹脂フレームの組み合わせがおすすめです。
気になる断熱リノベ費用の目安と内訳

補助金・助成金の活用ポイント
2025年現在、内窓リフォームに対する補助金制度が充実しています。
先進的窓リノベ2025事業(環境省)
- 補助額:1戸あたり最大200万円
- 対象工事:内窓設置、外窓交換、ガラス交換など
- 申請条件:補助額の合計が5万円以上であること
- 申請期間:2025年3月29日~12月31日(予定)
- 工事着手期間:2024年11月2日以降
- 補助率:工事費用の1/2相当
先進的窓リノベ2025事業【公式】: https://window-renovation2025.env.go.jp/ ※ 事業の詳細、対象製品、補助額、申請期間、登録事業者検索などの最新情報はこちらで確認できます。
※補助金は、登録されたリフォーム事業者が申請し、住宅所有者に還元されます
住みながら断熱リフォームは可能?
工事の流れと期間の目安
内窓リフォームは、住みながらでも可能な工事です。一般的な流れと期間の目安は以下の通りです。
- 現地調査・採寸
施工業者が現地を訪問し、窓のサイズや設置環境を確認します。この工程は数時間で完了します。 - 見積もり・契約
調査結果をもとに見積もりを提示し、内容に納得いただければ契約となります。 - 製品の発注・製作
オーダーメイドの内窓を製作するため、発注から納品までに約2週間かかります。 - 施工
内窓の設置は1窓あたり約30分が目安です。複数の窓を同日に施工する場合でも、1日で完了するケースが多いです。
全体のスケジュールとしては、初回の現地調査から施工完了まで約3~4週間が一般的です。ただし、補助金の申請や製品の納期によっては、さらに時間がかかる場合もあります。
ストレスを減らすコツと注意点
- 施工時間の短さ
内窓リフォームは、壁や床を壊さずに行えるため、騒音や埃の発生が少なく、住みながらでも快適に進められます。 - 事前の準備
施工当日は、窓周辺の家具やカーテンを移動しておくと、スムーズに作業が進みます。 - 補助金の活用
「先進的窓リノベ2025事業」などの補助金制度を利用することで、費用負担を軽減できます。申請には事前の手続きが必要なため、早めの準備が重要です。
結露対策にも有効!実例で見る内窓リフォーム
実際に改善したBefore→After

【Before】
以前は、キッチンの寒さにお悩みでした。
【After】

YKK APの内窓「プラマード」を施工。
寒さ対策と防音を両立した工事となりました。
内窓の補助金はSグレードの中サイズですので、1窓あたり44,000円の申請となります。
内窓リフォームは結露対策や断熱性能の向上に非常に効果的です。住みながらの施工も可能で、短期間で快適な住環境を実現できます。補助金制度の活用も視野に入れながら、ぜひ内窓リフォームをご検討ください。
窓リノベ補助金を活用した窓交換は「窓リノベ補助金を活用し寒い冬を快適に!工務店がおすすめる窓交換」の記事でも紹介しています。
内窓リフォームで「冬あったか・夏さわやか」な暮らしを
築20年以上の住宅でも、内窓リフォームを取り入れることで住環境は大きく改善されます。内窓を追加することで、冬の冷気や夏の熱気を遮り、室内の温度を快適に保つことが可能です。
また、結露の抑制、防音、光熱費の削減といった副次的なメリットも見逃せません。補助金制度を活用すれば、費用の負担も軽減でき、住みながらでも施工が可能な手軽さも魅力です。
これから先の暮らしをより快適に、安心して過ごすための一歩として、ぜひ内窓リフォームをご検討ください。