【今から考える】来春までに平屋を建てたい人のスケジュール目安
夏の今、「平屋を新築したい」と動き出すご夫婦が増えています。とくに「来春までには完成させたい」と考えているなら、今すぐスケジュールを立て始めることが重要です。
住宅建築は情報収集から完成まで、おおよそ半年〜9か月ほどかかるのが一般的。タイミングを逃すと、希望の完成時期に間に合わないことも……。
この記事では、平屋新築を成功させるための全体スケジュールを6ステップで分かりやすく解説します!
今がチャンス!夏に動くべき理由

平屋は高齢者にやさしいバリアフリー構造であることや、家事動線のよさから若い夫婦や子育て世代にも人気があります。
とくに土地に余裕のある郊外エリアでは平屋の需要が高く、建築相談が集中する時期には施工枠がすぐに埋まってしまうこともあるんです。
住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査(2024年)」によると、注文住宅購入者のうち約18.4%が平屋を選択しており、その割合は年々増加傾向にあります[1]。
また、夏〜秋にかけては多くの住宅展示場やメーカーがキャンペーンを行うタイミング。この時期を逃すと、次の好機は年末〜年度末となり、来春完成には間に合わない可能性も出てきます。
秋の契約が来春完成のカギ
家づくりの工程には、土地選び・住宅会社の選定・設計・各種申請・工事など多くのステップがあり、それぞれに時間がかかります。
たとえば「確認申請」だけでも提出から許可が下りるまでに2〜4週間ほどかかるのが一般的。さらに着工後は天候や資材の調達状況により工程が遅れることもあります。
こうした現実を踏まえると、「10月末までに工事契約を結ぶ」ことが来春完成の重要なマイルストーンとなります。逆算すると、今(7〜8月)から行動を始めておかないと、計画がズレてしまうリスクが高まります。
夏の行動が明暗を分ける
平屋新築を「来春までに完成」させたい場合、7月〜8月の行動がカギです。
今すぐ情報収集をはじめ、土地や住宅会社選びに取りかかれば、秋には契約が可能になり、スムーズな着工につながります。「まだ早いかな」と感じている方ほど、今が動き出しのベストタイミングです。
[1] 住宅金融支援機構
平屋新築スケジュール全体像【6ステップ】

平屋を新築するには、段階的に準備を進める必要があります。「いつ何をすればいいのか」が明確になっていれば、焦ることなく確実に前へ進めるはずです。
ここでは、来春完成を目指す方に向けて、7月〜翌年3月までの流れを6つのステップに分けてご紹介します。スムーズに家づくりを進めたい方は、この順序をぜひ参考にしてください。
STEP1|情報収集(7〜8月)
家づくりの第一歩は、正確な情報を集めること。住宅展示場や完成見学会に足を運んだり、SNSや口コミサイトで評判を調べたりと、さまざまな手段で理想の平屋像を具体化していきます。
この時点では「どのような間取りにしたいか」「将来的なライフスタイルはどうなるか」を夫婦で話し合っておくのがポイント。
また、各住宅会社の資料請求もこの時期に行っておくと、後のプラン設計がスムーズになります。
STEP2|資金計画とローン確認(8月)
建築費用の全体像を把握するために、概算でよいので「建物+土地+諸費用」を合計した予算感を固めます。住宅ローンの仮審査をこの時期に受けておくことで、現実的にどれくらいの借入が可能なのかが明確になります。
2025年8月時点では、変動金利型の住宅ローンは年0.6〜0.7%台が相場とされており、以前と比べてやや上昇傾向にあります[2]。
借入額や返済期間、金利タイプによって将来的な負担も大きく変わるため、事前にライフプランを整理した上での資金計画が重要です。ファイナンシャルプランナーなど専門家への無料相談も、このタイミングで検討してみましょう。
STEP3|土地探し&選定(8〜9月)

平屋はワンフロアのため、一定の敷地面積が必要です。建ぺい率や接道条件などの法的制約も確認しつつ、建てたい間取りが実現できる土地を探します。
この段階では「土地から探す」よりも、「希望の建物に合った土地を選ぶ」視点が重要です。
不動産会社と連携を取りながら、数週間で複数の候補地を比較検討し、9月中には候補を絞ることが理想です。
STEP4|住宅会社の選定とプラン設計(9〜10月)

住宅会社は施工実績・価格帯・対応エリア・保証体制などを比較検討しましょう。平屋の実績が多い会社は、間取り提案の幅も広く、安心感があります。
複数社からプラン・見積もりをもらい、「セカンドオピニオン」的に比較するのもおすすめ。10月初旬までに「ここに頼みたい」という目星が立てば、詳細プランの打ち合わせに入れます。
STEP5|契約・確認申請(10〜11月)
プラン・見積もりに納得したら、住宅会社と正式に契約します。同時に「建築確認申請」や「長期優良住宅認定」など、各種手続きがスタート。
確認申請の許可が下りるまでに2〜4週間ほどかかるため、11月中に完了しておくと安心です。住宅ローンの本申請もこの時期に進めましょう。
STEP6|着工・完成(12月〜翌3月)

基礎工事から上棟、内装仕上げまで、平均的な平屋の工期は約3〜4か月が目安。天候や年末年始による工事休止期間を考慮すると、12月中旬の着工が理想です。
住宅会社によっては、工期短縮のための「プレカット工法」や「分業体制」を整えている場合もあるので、事前に工期スケジュールをしっかり確認しましょう。
スケジュールの全体像(来春完成を目指す場合)
- STEP1(7〜8月): 情報収集をスタート。住宅展示場や見学会、資料請求などで理想の平屋像を具体化。
- STEP2(8月): 資金計画の見直しとローン仮審査で、予算の現実性を確認。
- STEP3(8〜9月): 土地探し&候補地の選定。法的条件も視野に入れて検討。
- STEP4(9〜10月): 住宅会社の比較・選定とプラン作成。2〜3社から提案を受けるのが理想。
- STEP5(10〜11月): 契約締結と建築確認申請、住宅ローン本申請も並行して進める。
- STEP6(12月〜翌3月): 着工〜完成。天候や年末年始の工期影響を考慮し、早めの着工が◎。
[2] 2025年8月最新】今後の金利はどうなる?住宅ローンの金利推移について解説!
よくある失敗とその対策
平屋の新築スケジュールは、一見シンプルに見えて実は多くの落とし穴があります。予定通りに進まなかったり、思わぬ出費や手戻りが発生したりするのは、ほとんどが初期段階での準備不足や情報不足によるもの。
ここでは、実際によくある失敗例とその具体的な対策を解説します。これから動き出す方にこそ知っておいてほしい、大切なポイントをまとめました。
決断が遅れて建築時期を逃す
「いろいろ検討したい」「夫婦で意見が合わない」といった理由で、土地や住宅会社の選定がズルズルと後ろ倒しになるケースは少なくありません。その結果、良い土地が売れてしまったり、希望の施工時期に職人や資材が確保できなくなったりして、完成が来春から夏以降にずれ込む可能性があります。
【対策】
住宅購入は確かに人生の大きな買い物ですが、情報収集にゴールを設けずにダラダラと比較検討を続けるのは逆効果です。「○月中に土地候補を3件出す」など、期限を設けた行動計画が有効です。
土地と建物の順番ミス
「良さそうな土地があったので購入したが、希望の平屋が建てられなかった」という失敗も意外と多くあります。
特に都市部や変形地では、平屋の建築面積を確保できなかったり、建ぺい率・斜線制限などの制約によりプランが大きく変更されてしまうこともあります。
【対策】
土地を購入する前に、建てたい家の間取りやボリュームを先にイメージしておくことが大切です。可能であれば、気になる土地が見つかった段階で、住宅会社に「この土地で希望の家が建てられるか」を仮プランとして確認してもらいましょう。
打ち合わせ不足による手戻り
契約後、細かな要望を伝えきれておらず「こんなつもりじゃなかった」という不満が発生することも。たとえば、コンセントの位置や収納の高さなど、生活に直結する部分でのミスは住み始めてから後悔する原因になります。
【対策】
打ち合わせでは「こんなことまで言っていいの?」ということでも遠慮なく伝えることが大切です。モデルハウスを見学した際に気づいたことや、他社で良かった仕様などもリスト化して、毎回の打ち合わせ前に確認すると効果的です。
また、複数の住宅会社で打ち合わせを経験しておくと、自分たちが何を重視しているのかがより明確になります。
まとめ:よくある落とし穴を事前に避けよう
平屋新築のスケジュールを円滑に進めるには、「後悔しがちなポイント」をあらかじめ知っておくことが何よりの対策です。
- 決断の先延ばしは、スケジュール遅延の第一要因
- 土地は建物とセットで考えるのが基本
- 打ち合わせは回数よりも“深さ”が重要
上記を念頭に置けば、初めての家づくりでも失敗を回避しやすくなります。焦らず、しかし確実に一歩ずつ前進していきましょう。
来春に完成させるためのチェックリスト

来春の入居を目指すには、「いつ・何を・どこまで進めるか」を明確にしておくことが大切です。家づくりにはさまざまな工程があり、ひとつが遅れると全体スケジュールにも影響が出てしまいます。
ここでは、スケジュールの要所ごとに「やるべきこと」をチェックリスト形式でまとめました。やり忘れや後回しを防ぐために、ぜひご夫婦で共有しながら活用してください。
今月やるべきこと(7〜8月)
- □ 情報収集をスタート(SNS・展示場・見学会)
- □ 家族で理想の間取り・暮らし方を話し合う
- □ 住宅会社の資料を請求して比較検討する
- □ おおまかな予算感を共有(建物・土地・諸費用)
- □ ローンの仮審査を受けておく
ポイント
今は「知る」ことが最優先。気になる会社があれば、早めにオンライン相談なども活用し、対応の速さや相性をチェックしましょう。
次月までに決めること(9〜10月)
- □ 土地候補を2〜3件に絞り込む
- □ 土地条件に合ったプランを住宅会社に依頼
- □ 各社の見積もり・間取りを比較
- □ 本命の住宅会社を1社に決定
- □ 詳細打ち合わせを開始
ポイント
この時期にしっかり検討し、10月末までに契約できれば、年内の着工が現実的になります。各社の仕様や標準装備を比較しながら、「暮らしの優先順位」を明確にしておきましょう。
契約・着工前に確認したいこと(10〜11月)
- □ 契約内容・見積書の最終確認
- □ 建築確認申請の提出タイミング
- □ 着工から完成までのスケジュール確認
- □ 住宅ローンの本申請完了
- □ 火災保険・地盤調査などの準備状況チェック
- □ 着工時点で必要な自己資金の確認
ポイント
契約後は一気に進行が加速します。「聞いてなかった」「知らなかった」とならないよう、1回1回の打ち合わせにメモを取りながら臨むと安心です。
手戻りゼロを目指す「見える化」が鍵
家づくりの成功は、こまめなチェックと夫婦間の情報共有にかかっています。
- 今月は情報収集と仮審査
- 来月には土地・会社の絞り込み
- 秋には契約と申請完了を目指す
という3ステップで行動を明確にすると、スムーズにスケジュールを進められます。スマホのメモアプリや共有カレンダーにタスクを記録するなど、「やるべきことの見える化」が家づくりの不安を大きく減らしてくれます。
まとめ:来春完成の夢を確実にするために

平屋を新築するという大きなプロジェクトは、行動の「タイミング」と「順番」が明暗を分けます。夏から動き出すことで、来春までに無理なく完成までたどり着ける現実的なスケジュールが組めます。
今回ご紹介した6ステップとチェックリストを活用すれば、「何をいつすればいいのか」が明確になり、不安や手戻りを最小限に抑えることができます。
「まだ早い」と思っていた今こそ、未来の暮らしに一歩踏み出すチャンスです。来春の新生活を理想の平屋で迎えるために、まずは資料請求や見学会から始めてみてくださいね。





