平屋と二階建ての価格差と、50代からの住まい選び

建て替えをご検討中の50代以上の方から、よくいただくのが
「平屋は高いと聞くけれど、なぜですか?」というご質問です。
まずお伝えしたいのは、
平屋が高くなりやすいのにははっきりとした理由がある、ということです。
平屋のほうが価格が高くなりやすい理由
① 基礎と屋根の面積が大きい
同じ床面積の家でも、
平屋は建物を横に広げるため、基礎と屋根が広くなります。
例)30坪の家の場合
- 平屋:30坪分の基礎+30坪分の屋根
- 二階建て:15坪分の基礎+15坪分の屋根
基礎工事や屋根工事は、家づくりの中でも費用のかかる部分です。
この違いが、そのまま価格差につながります。
② 構造をしっかりさせる必要がある
平屋は高さが低く、安心感のある住まいですが、
柱の少ない大空間をつくる場合、梁や構造材をしっかり入れる必要があります。
見た目はシンプルでも、
中身は手間のかかった構造になることが多く、
ここも平屋の価格が上がる理由の一つです。
③ 敷地条件・外構費の影響
平屋は敷地を広く使うため、
・造成
・外構
・配管の取り回し
といった部分で費用が増えるケースもあります。
特に建て替えでは、敷地条件によって差が出やすいポイントです。
それでも平屋が選ばれる理由(50代以上の方へ)
価格だけを見ると、二階建てのほうが有利に見えるかもしれません。
それでも、50代以上の建て替えでは平屋を選ばれる方が増えています。
理由は、これからの暮らしへの安心です。
- 階段がなく、将来も無理がない
- 生活がワンフロアで完結する
- 掃除やメンテナンスが楽
- 体への負担が少ない
「少し高くても、安心を選びたい」
そう考える方に、平屋は向いています。
平屋が向いている人
- 終の住処として家を考えている
- 階段の上り下りを将来なくしたい
- 夫婦二人の暮らしを想定している
- 手入れや管理をできるだけ楽にしたい
- 建てた後の安心を重視したい
二階建てが向いている人
- 敷地に限りがある
- 建築費を抑えたい
- 部屋数をしっかり確保したい
- 生活空間を上下で分けたい
- 将来も階段の使用に抵抗がない
価格差は「損得」ではなく「選択」
平屋と二階建ての価格差は、
単純に高い・安いの問題ではありません。
どんな暮らしを、これから続けていきたいか。
その答えによって、選ぶべき住まいの形は変わります。
50代からの建て替えは、
これからの人生を心地よく過ごすための大切な節目です。
価格の理由を知ったうえで、納得できる選択をしていただければと思います。




